2015年12月30日水曜日

いろいろな生き方を見学して、自由な気分になる

現状は、低消費+短時間バイト+プラスアルファの収入源で暮らしている。それでとりあえず間に合っている。
しかし、他の選択肢もあることを知れば、より自由な気分になれる。だからいろいろな生き方をしている人の見学に行くのが好き。

『…代替案を考えられない心は幅のない心であり、体力のない心だと思います。言い換えれば、心の豊かさとは、究極のところ複数の選択肢を考えられる柔軟性があるということなのです。現実はいま目の前にあるものだけではないとして、もう一つの現実を思い浮かべることのできる想像力のことなのです。』-姜尚中「心の力」

今まで見学に行った所。

・新しき村
埼玉の毛呂山にある、武者小路実篤創立のコミューン。
2003年から何度か行っているが、最後に行ったのは2014年。
一緒に農業をして働いて一緒に生活。作物は養鶏、米、しいたけその他。
今は十数名、高齢化で人が減っており、労働力不足。家も余っており、一家族一軒使っている。独身者もいる。
私有財産は否定しない。個人が自由に使える個人費も支給されていた。
コミューン内で生活する村内会員と、月500円の会費を払うと会報が送られてくる村外会員があった。

・ユバ農場
ブラジル・サンパウロ州にあるコミューン。サンパウロ市から夜行バスで6時間位だったかな。
2006年に、途中パラグアイに一週間行きながら一ヶ月位滞在。時差ボケでボーとしてしまった。
一緒に農業をして働いて一緒に生活。
農業をしながら舞台など芸術活動。
ほとんど日系人で日本語でOK。40人位。一家族一軒。家族には若い人も多い。独身者は独身寮。
私有財産は否定しないが、最初から無一文で入ってくる人が多いため、私有の感覚は低いとのことだった。

・りべるたん
池袋にあるシェアハウス。
2015/12月見学。
二階建ての普通の一軒家で共同生活。

2015年12月29日火曜日

自然な老衰死がいいな~

以前ホームヘルパーの研修で、特別養護老人ホームに行った。
なるべく自分はこういう所に入りたくない、入らなくてもいいように予防したいと思った。
食事の補助で、なかなか食べない人に時間を掛けて流動食をスプーンで食べさせる。こういうサービスも受けたくないと思った。
自力で食べられなくなれば、食欲も落ちているだろうし、食がだんだん細くなり、自然に弱っていくのがいい。
医療の分野でも延命処置という、食べられなくなっても栄養剤の点滴で生かし続けるというのがあるが、これもいやだ。
運もあるが、自然な老衰死にソフトランディングするのが希望だ。動物のように。
ホームヘルパーはとったものの、結局一度も介護の仕事はやっていない。

2015年12月28日月曜日

低消費生活=DIY+節約

低消費生活は、DIYという面と、節約の面がある。
DIYは自給率を上げることでお金への依存を下げること。
節約は消費を抑えてお金への依存を下げる。欲求を抑えて節約する、工夫して無駄を省いて節約する、持ち物を共有することで節約する等がある。

●DIY
お金は社会的分業の手段でもある。個人レベルでの自給率を上げれば、お金=分業への依存度は減る。

例えば、食事。
出来合いの惣菜や外食でなく自炊すれば、加工部分を自給している。
さらに野菜を近くの農家に出向いて直接買えば、流通部分を自給している。
さらに野菜などの材料を自分で作れば、材料部分を自給している。
さらに野菜を育てる肥料を自分で作れれば、ほぼ全てを自給することになる。

小さなことでは、風邪位は医者にいかずに自分で生姜汁(生姜+レモン+はちみつ。生姜には抗菌作用がある)でも飲んで治すとか。材料自体は買ってくるとしても、治療行為を自給したといえる。
もちろん歯が痛いときに歯医者に行くとか、自給が難しい所はお金を使って、社会的分業に依存することになる。

●欲求を抑えることで節約
断捨離とか、シンプルな生活指向にも通じる。
我慢しすぎると当然苦しい。歯が痛い時は歯医者に行くべきだ。

●工夫して無駄を省くことで節約
歯医者でも、高くつく歯医者と安い歯医者がある。高齢の医師が少人数の歯科衛生士のお姉さんとやっている所は安いみたい。レントゲンを撮るにしても小さく撮るとか。いい例えではないかもしれないが、なにも考えずいつもの歯医者に行くより、別の歯医者にも行ってみる。実際は今年は歯医者へは行かずに済んだけど。
生活の中で普段のやり方を踏襲せず、いろいろ考えて別のやり方を試行錯誤するのが、工夫だ。

●持ち物を共有することで節約
シェアハウスなど。
生産手段を共有し、一緒に働いて一緒に消費・生活するというコミューンという形態もある。

このように整理してみると、お金を使うこと=社会的分業に依存することに対して意識的になれる。
自分にとって無理のない自給/分業のバランスを探す。
ある人がお金を稼いでいないとしても、実は自給の分野で一生懸命働いているのかもしれない(笑)

DIYや工夫による節約はクリエイティブな行為であり、面倒な面もあるが、楽しいことも多い。低消費=我慢というイメージは払拭していきたい。

ナナメの運動(by田中優さん)

●ナナメの運動
田中優さんメルマガより:
http://tanakayu.blogspot.jp/2012/12/blog-post_23.html
『ぼくがいつも話すことに、運動には三つの方向性があるというものがある。
自ら選挙に出る、政治家に影響を及ぼして法を作らせるなどの「タテ」方向の運動、そしてデモや署名活動などで多くの人たちに伝え、ムーブメントを起こす「ヨコ」方向の運動、これらが従来型の運動だった。
 しかしもうひとつある。新たな仕組みを考えて現実に実行する「ナナメ」の運動だ。
タテは制度の壁に当たって民意を反映しない。ヨコもまた徒労感が募るばかりで変わっていかないのなら、ナナメの運動をしてみよう。』
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脱原発で田中優さんがやっているナナメの運動。自分でオフグリッド住宅を作り、電力会社との契約を切って生活している。また、電気自動車とオフグリッド住宅を組み合わせることで、電気代+ガソリン代で考えた時のトータルコストを下げることができ、初期投資を速く回収できるという。それを可能にする電気自動車を自動車会社に開発してもらうため、自動車会社への電気自動車購入予約を集める運動をしている。(メルマガ記事より)
こういう立派な運動以外にも、0円ショップとか、低消費生活・Bライフをやってみるとか、しょぼいながらもできることはたくさんあるはず。

●高齢者との連帯
1947年~1949年生まれの団塊の世代は、2014年で65才に達し、引退世代に入った。
お金と暇を持っている世代。かつては世の中を変えようと思った世代。
この世代は、タテとヨコの運動で人数上主役になっているのでは。脱原発でいえば、デモとか、講演会。
この世代に、ナナメの運動もあることに気づいてもらえば、一気にナナメ系が広がるのではないかと思った。

2015年12月4日金曜日

普通の企業以外での仕事・バイト

普通の企業より仕事が楽かな~と思って、いろいろな所でバイトした。

・NPO
上司が姑のようにうるさかった。

・公共部門
民間会社からの派遣。ヒマだった。

・地元の食品共同購入の会
草の根的な市民の事業。食品を仕入れて配達。安全な食品を求める市民が集まり、個人事業主扱いでやっていた。今は合同会社になった。
自分は狭い道をずっと配達で運転するのが危ないと感じたので一旦辞めたのだが。
最近、ちょっと応援してくれないかと声がかかり、手伝ってきた。普通の企業だったら、一旦辞めた後声がかかることはまずないだろう。普通の雇用関係ではなく、人間関係が入っている。

・家族でやっている会社の通販の出品作業
普通の企業の縮小版という感じ。違ったのは自宅で作業してもよかった点。自宅での作業時間を自己申告。

探せばけっこういろいろな仕事がある。